お静かに

お気を付けて


客人が帰る際に「お静かに」、「お静かにどうぞ」、「お静かにお帰り下さい」など。
「物音をたてないでください」という意味ではありません。

「お静かに」は全国各地で挨拶言葉として使われるそうですが、地域によって若干意味が異なるようです。
会津弁では、「帰り道がお静かに(平静で何事もなく無事に)帰れますように祈っています」という意味です。
帰る客人本人が「気を付ける」意味の「お気を付けて」ではなく、受動的に「何事もありませんように」「願い祈っております」という意味の「お静かに」には、会津人の精神性がそのまま込められているようです。

作業する人に「静かにやれよ~」というのも、「音を立てずに」ではなく「無事に」つまり「ケガをしないように」という思いやりの言葉です。


 

おっかね

恐い


「おらいのじさまはおっかねぇだぁ」
【訳:我が家のおじいさんは、恐いのよ】


 

おっつける

押し付ける


物理的に押し付ける意味の他に、標準語同様、面倒を押し付ける、責任逃れをする、責任転嫁をする意味でも使います。