だけんじょ

だけども


用法

「あれには言っただけんじょ・・・」
【訳:あの人には言ったんだけど・・・】

「(文頭で)だけんじょよぉ、やんなんねぇべした?」
【訳:でも、やらなければならないでしょう?】


 

 

だっちも

誰も(~ない)


主に否定文に用います。


用法

「だっちもいねがった」
【訳:誰もいなかった】


 

だっとむがす(だっと昔)

(昔話の導入部で)ずぅっと昔


「だっとむがししてやっからなぁ」なんて昔話そのものを指す使い方をする地域もあります。

また、昔話しの最後に「だっとむがしさけぇ(さかえ)申した」と話しを締めたりもします。


 

だんだん

もうすぐ

そろそろ


用法

「だんだん着くよ」

【訳:もうすぐ着くよ】

 

「だんだんよがんべ?」

【訳:そろそろ良い頃合いでしょう?】


若い人でも、意外と方言と認識されずに使われていることが多いようです。

※反響が大きかったので追記します。

遅刻して詫びの電話で、会津の人なら「すみません、だんだん(間もなくの意)着きますから!」と言います。

他所だと「だんだん」は「段階的に、徐々に」の意味なので、全く急いでる感じがしません。

段階的に、順番にやっている感に聞こえます。

そば屋の出前ならかなりのクレームになるし、職場や取引先では取り返しの付かない過ちになることも・・・。

会津から出る方は、十分に注意しましょう。


 

たんぱ たんぱら

短気


語源は「短腹」だろうと思います。


用法

「おめぇはたんぱ(たんぱら)だがんなぁ」
【訳:あなたは短気ですからねぇ】


 

~ちゃ

~された


主に、受身(受動態)に使います。


用法

「ここさ来るように言わっちゃよ」
【訳:ここに来るように言われましたよ】